マンガ聖書物語 (旧約篇) (講談社+α文庫) | |
樋口 雅一 講談社 1998-07 売り上げランキング : 37599 おすすめ平均 あの分厚い旧約聖書のストーリーが、楽々と分かる。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
アダムとイブが、蛇にそそのかされて知恵の木の実を食べたため、楽園を追い出された。その時から人間は罪を負って贖罪のために生きている。ってのが原罪ですね。
原理主義的な考えを持っているなら、いやあ、大変ですねとしか言いようがないですね。
基本的に聖書、教典、古事記、童話などの古書はたとえ話です。
ダ・ヴィンチ・コードなどを見ても思ったんですが、たとえ話を真に受けている人って多いんでしょうね。
基本的には仏教で言うで言う「四苦八苦」は「原罪」のせいだって考えですね。
仏教がダメなのは「この世のすべては苦しみだ」みたいに苦しみを全面に打ち出している根暗なところです。インドの環境を考えればしょうがないことですが。苦しみの表裏には「四楽八楽」があることをもっと認識すべきだと思います。
同様に「原罪」という考えにも同調しかねます。表裏に「原徳」があると認識すべきですね。
いろいろ解釈は有るようですが、大人になる自立する意味合いだとする、ユダヤ教改革派&正当派の原罪感が一番まともに感じます。
瀬戸内寂聴さんの法話では、原罪は、私達は生まれた時から、他の生物を殺生して生きている。殺生して食べていかなければ生きていけない、これが原罪である。とおっしゃってます。知恵の木の実は食べ物のたとえと考え、食べ物に感謝して生きていかなければならない。と言う考えには正しいと思います。ただし、これだと食べるためなら殺すこともしょうがないということにもなりやすく諸刃な部分がありますね。
さてエロ魔術師的解釈ですが、
へび=男根
知恵の木の実=女性器
って考えると想像つきますね。
男性ならよく分かっていると思います。蛇に惑わされて、知恵の木の実を食べたすぐ後に、賢者タイムと呼ばれる時間があることを(笑)
その後、結婚妊娠出産となると責任がかかってくることを(笑)
原罪ですね。