こちらの使われていないブログに、何か書いた方が百倍ましだわなあ。
ということでDVD紹介
フリンジシーズン1の最終回のおまけに1話がついていたんですが、
なかなか面白いです。
元インチキ霊能者(手品師?)がコールドリーディングなどトリックを駆使して事件を解決していくお話です。
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見え過ぎちゃって困るって話題のサテラ1がモニター募集しているようで、大変興味深いので応募してみたんですが、先着順で全く反応がない。
念のため、だめもとで別メールアドレスでも応募してみることにしました。
http://shuttletec.com/world/campaign/
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久々に苫米地本を買ってしまいました。
苫米地さんというより田中角栄を治療したことのある張永さんの本と言った感じですが、
この中のDVDの気功の説明が上手いなあと感心しました。
ペットボトルに爪楊枝を沢山入れて体内の血流を表し、ペットボトルを振るとこれが日常生活の血流の状態と、ぐしゃぐしゃに丸まった爪楊枝の塊になる。ペットボトルを大きく振ってみて、運動しても改善しないことを表す。
でも、小刻みにふるわせると唯一爪楊枝がキレイに収まっていく事が分かる。これが気功だという説明である。
このような生理現象に自己暗示を組み合わせたものが気功の本質だと思うので、大変理解しやすいし納得しやすい説明だと思った。催眠の導入部にも使えそうですね。
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催眠にかかりやすい人の特徴でボーダーライン症候群気味の人というのがあります。
ボーダーライン症候群とはどんな病気なのかわかりやすく描いているのがこの映画だと思います。
ボーダーの人は、気持ちが不安定で、人と人がつながって安心感のあるSEXに依存しやすいのも特徴ですが、
それほど親しくないうちにすごく信頼されたかと思ったら次にあったときにはボロッカスに言ってたりするのもボーダーの人にありがちな特徴だったりします。気持ちが不安定だからこそ催眠にかかりやすいとも言えます。
このあたりの特徴を押さえて映画を見ると面白いですね。
出てくる役者がウィノライダー、アンジェリーナジョリー、ウーピーゴールドバーグと有名どころが出ているのも特徴的です。
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金左「結局は益無き邪法をお物好きに相成りまするより、左様の事も起こりまするので、金左今日は死を決してお諫め申す以上は、是非とも今後催眠術はお禁止になりまするように願いまする。」
抜麿「またしても邪法呼ばわりをするか、邪法では無いと申すに。」
奇之助「石部さん、それは貴方が知らんからで。」
金左「イヤ何と仰ってもいけません、催眠術などということは在るべからざることで、全く根元は天草残類の妖法でござりましょう。」
抜麿「何もお狐の事から北利氏とちょっと悶着を致したとて、それももう氷解致して見れば何でも無いのだから、左様に咎め立てを致さんでもよいことでは無いか。」
金左「イヤそうは成りません、是非にお思い止まりを、北利様も何ご不足無いご身分でお道楽もござろうに、催眠術は悪いお道楽でございまする。お廃止なさいませ。」
抜麿「うるさいないつまでもグズグズ申すとまた術を掛けるぞ。」
金左「イヤ、今日は覚悟して参った以上はもう驚きません、死を決してご諫言差し上げるつもりの石部金左衛門、金鉄の心でございまする。」
抜麿「何だ、掛けられても恐れぬと申すか。」
金左「まったく恐れませぬ。死を決した以上は何が怖うございましょう!催眠術でもガマの術でも邪は正に勝たずでございます。金左今日は覚悟を致しておりまする。」
抜麿「ヤ、面白い。それなら貴様もしこの術に掛かったら何と致す。」
金左「その時は催眠術に降伏致すでございましょう。ただし掛かりませんでしたらば若殿も北利様も術をお捨てになりますか。」
抜麿 奇之助「オォ、十分に術を行っても掛からなかったら貴様の言に従う。」
金左「よろしゅうござる、その儀ならばお掛けなされませ、覚悟致しました。さあ前からでも後ろからでもお掛けなされませ。ちゃんと袴に手を入れて盤石と座りましたる上は、金左悪びれは致しませぬ、ご存分にお掛けなされませ。金左は師匠より皆伝を受けましたる小野派一刀流の気合いをもって身を守りまする!キリシタンバテレンの邪法に屈するごとき事は毛頭ござらぬ。」
抜麿「その広言は後で致すがよい、今思い知らせてやる。」
奇之助「僕がまず掛けましょう、僕のが早く掛かるから。」
抜麿「イヤ、私が先へ掛けましょう。エヘン、ウルマノヲトコハ、イモクテネー、コクリノヲトコハ、ババスーテネー、トラネルサウネルソッパネルー、トンネルバンネルフランネルー、ウトーリ、ウトーリ、ヒナタネコー。ウルマノヲトコハイモクテネー、コクリノヲトコハババスーテネー。‥‥イヤ恐ろしい爛々たる眼を剥いて予を睨みおるナ。ウルマノヲトコハイモクテネー。ヤこ奴なかなか頑強に抵抗するナ、ウルマノヲトコハイモクテネー‥‥。」
金左「これは怪しからん、眠くなって参った。ヤ、まぶたが大分に重くなってまいった。残念なり心外なり、小野派一刀流が催眠術に屈しては。ムムーッ。」
抜麿「しめたぞ、それまぶたが下がって来たぞ、ウルマノヲトコハイモクテネー、」
金左「これは怪しからん、たまらなく眠くなって来た。エイ、掌(て)の中に小刀を握ってきたはこの時の為である、是非に及ばん袴の下で膝に突き立て、痛みを持って眠りを忘れよう。エイ、ブツリ、ア痛!ア痛!」
抜麿「ヤ、また恐ろしい眼になって予を睨みおる。どうも剣術をやった奴の眼は奇妙に座っていて怖いナ、ウルマノヲトコハイモクテネー。」
奇之助「朽藁さん負けてはならん、僕も加勢する。ダチイキコツ、ネケンクジリンル、ダチイキコツ、ネケンクジリンル。」
金左「サァ何人でも来い、邪は正に勝たずだ。ブツリ、ア痛!ア痛!」
抜麿「ウルマノヲトコハイモクテネー‥‥」
奇之助「ダチイキコツ、ネケンクジリンル。」
抜麿「ウルマノヲトコハ‥‥」
奇之助「ダチイキコツ、ネケンク‥‥。」
金左「ブツリ、ア痛!」
抜麿「ウルマノヲトコハ‥‥どうも頑強な奴だ。非常にこっちが睨まれるので辛くなって来た。」
奇之助「どうも偉い奴だ、ダチイキコツ、こっちが疲れて来た。アァ恐ろしい眼だ。」
金左「しめたッ、敵は二人とも気の衰えが募って来た!剣術ならここでもって真っ二ツにしてしまうのだが。」
抜麿「ウールーマーノー‥‥アァ疲れて来た。」
奇之助「ダーチーイーキーコーツー‥‥アァくたびれて来た。恐ろしい顔だ、青く光っている!」
金左「此時(ここ)だッ。エーイッ。」
抜麿 奇之助「ヒァーッ。」
金左「ア、思わず知らず発した一刀流の気合いでもって、魔法使いは二人とも気絶してお仕舞いになった!お釜殿お釜殿水を持って来て下され。イヤ活を入れた方が早かろう。ヤァ、エイッ。」
抜麿「ウーン、ア痛、」
金左「ヤァ、エイッ。」
奇之助「ウーン、痛いッ。」
金左「お二人ともいかがでございまする?」
抜麿 奇之助「ウー。」
金左「自今断然催眠術のお道楽はお廃止になりまするように。」
抜麿 奇之助「ウ、ヘーッ。」
金左「もしも再びお用いになりまするならば石部金左衛門何時でもお相手になりまする。」
抜麿 奇之助「イヤもう催眠術をおもちゃにするのは止す。やはり写真や玉突きの方がよいからそれにする。」
(終わり)
抜麿「またしても邪法呼ばわりをするか、邪法では無いと申すに。」
奇之助「石部さん、それは貴方が知らんからで。」
金左「イヤ何と仰ってもいけません、催眠術などということは在るべからざることで、全く根元は天草残類の妖法でござりましょう。」
抜麿「何もお狐の事から北利氏とちょっと悶着を致したとて、それももう氷解致して見れば何でも無いのだから、左様に咎め立てを致さんでもよいことでは無いか。」
金左「イヤそうは成りません、是非にお思い止まりを、北利様も何ご不足無いご身分でお道楽もござろうに、催眠術は悪いお道楽でございまする。お廃止なさいませ。」
抜麿「うるさいないつまでもグズグズ申すとまた術を掛けるぞ。」
金左「イヤ、今日は覚悟して参った以上はもう驚きません、死を決してご諫言差し上げるつもりの石部金左衛門、金鉄の心でございまする。」
抜麿「何だ、掛けられても恐れぬと申すか。」
金左「まったく恐れませぬ。死を決した以上は何が怖うございましょう!催眠術でもガマの術でも邪は正に勝たずでございます。金左今日は覚悟を致しておりまする。」
抜麿「ヤ、面白い。それなら貴様もしこの術に掛かったら何と致す。」
金左「その時は催眠術に降伏致すでございましょう。ただし掛かりませんでしたらば若殿も北利様も術をお捨てになりますか。」
抜麿 奇之助「オォ、十分に術を行っても掛からなかったら貴様の言に従う。」
金左「よろしゅうござる、その儀ならばお掛けなされませ、覚悟致しました。さあ前からでも後ろからでもお掛けなされませ。ちゃんと袴に手を入れて盤石と座りましたる上は、金左悪びれは致しませぬ、ご存分にお掛けなされませ。金左は師匠より皆伝を受けましたる小野派一刀流の気合いをもって身を守りまする!キリシタンバテレンの邪法に屈するごとき事は毛頭ござらぬ。」
抜麿「その広言は後で致すがよい、今思い知らせてやる。」
奇之助「僕がまず掛けましょう、僕のが早く掛かるから。」
抜麿「イヤ、私が先へ掛けましょう。エヘン、ウルマノヲトコハ、イモクテネー、コクリノヲトコハ、ババスーテネー、トラネルサウネルソッパネルー、トンネルバンネルフランネルー、ウトーリ、ウトーリ、ヒナタネコー。ウルマノヲトコハイモクテネー、コクリノヲトコハババスーテネー。‥‥イヤ恐ろしい爛々たる眼を剥いて予を睨みおるナ。ウルマノヲトコハイモクテネー。ヤこ奴なかなか頑強に抵抗するナ、ウルマノヲトコハイモクテネー‥‥。」
金左「これは怪しからん、眠くなって参った。ヤ、まぶたが大分に重くなってまいった。残念なり心外なり、小野派一刀流が催眠術に屈しては。ムムーッ。」
抜麿「しめたぞ、それまぶたが下がって来たぞ、ウルマノヲトコハイモクテネー、」
金左「これは怪しからん、たまらなく眠くなって来た。エイ、掌(て)の中に小刀を握ってきたはこの時の為である、是非に及ばん袴の下で膝に突き立て、痛みを持って眠りを忘れよう。エイ、ブツリ、ア痛!ア痛!」
抜麿「ヤ、また恐ろしい眼になって予を睨みおる。どうも剣術をやった奴の眼は奇妙に座っていて怖いナ、ウルマノヲトコハイモクテネー。」
奇之助「朽藁さん負けてはならん、僕も加勢する。ダチイキコツ、ネケンクジリンル、ダチイキコツ、ネケンクジリンル。」
金左「サァ何人でも来い、邪は正に勝たずだ。ブツリ、ア痛!ア痛!」
抜麿「ウルマノヲトコハイモクテネー‥‥」
奇之助「ダチイキコツ、ネケンクジリンル。」
抜麿「ウルマノヲトコハ‥‥」
奇之助「ダチイキコツ、ネケンク‥‥。」
金左「ブツリ、ア痛!」
抜麿「ウルマノヲトコハ‥‥どうも頑強な奴だ。非常にこっちが睨まれるので辛くなって来た。」
奇之助「どうも偉い奴だ、ダチイキコツ、こっちが疲れて来た。アァ恐ろしい眼だ。」
金左「しめたッ、敵は二人とも気の衰えが募って来た!剣術ならここでもって真っ二ツにしてしまうのだが。」
抜麿「ウールーマーノー‥‥アァ疲れて来た。」
奇之助「ダーチーイーキーコーツー‥‥アァくたびれて来た。恐ろしい顔だ、青く光っている!」
金左「此時(ここ)だッ。エーイッ。」
抜麿 奇之助「ヒァーッ。」
金左「ア、思わず知らず発した一刀流の気合いでもって、魔法使いは二人とも気絶してお仕舞いになった!お釜殿お釜殿水を持って来て下され。イヤ活を入れた方が早かろう。ヤァ、エイッ。」
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金左「お二人ともいかがでございまする?」
抜麿 奇之助「ウー。」
金左「自今断然催眠術のお道楽はお廃止になりまするように。」
抜麿 奇之助「ウ、ヘーッ。」
金左「もしも再びお用いになりまするならば石部金左衛門何時でもお相手になりまする。」
抜麿 奇之助「イヤもう催眠術をおもちゃにするのは止す。やはり写真や玉突きの方がよいからそれにする。」
(終わり)
お狐「いけません。何と仰っても証書が物を言います。この通り金三十三円三十三銭三厘三毛三絲三忽也、右正に借用と書いてあるじゃあありませんか。」
抜麿「困るナ貴様には、そんな大声を出されては外聞が悪い。証書証書とお言いだけれど、これは貴様証書では無い、新聞の号外では無いか。読んで聞かせようか、それ、旅順陥落、ステッセル降伏とあるでは無いか。」
お狐「そんな白々しいことを仰ってもいけません、現にここに書いてあります、金三十三円三十三銭三厘」
抜麿「そうは書いて無い、号外では無いか。」
お狐「イイエ金三十三円三十三銭三厘‥‥。」
抜麿「発狂したナやかましい、外聞が悪くて困るというに。」
お狐「でも、金三十三円三十三銭三厘‥‥。」
抜麿「ハハァ、掛けられて来たのだナ。」
お狐「金三十三円三十三銭三厘‥‥」
抜麿「エェもうやかましい、誰が知るものか。」
お狐「眼の中へ指を突っ込んでも金三十三円三十三銭三厘は引っ掻きだしますから、」
抜麿「おそろしい顔をして、指を出して掛かって来ては困るでは無いか。」
お狐「でも、金三十三円三十三銭三厘を下さらなけりゃあ。」
抜麿「あぁやかましい。そう掛かって来ては困る。アァ助けてくれー!眼の玉の助け船ー!」
お狐「さあ金三十三円三十三銭三厘をご返済下さいますかどうで、」
抜麿「返済するよ、返済するよ。あぁ情け無い。ステッセル降伏の号外一枚で三十三円三十三銭三厘取られる!術を掛けられて夢中になっておるものと争う訳には行かず、説いても諭しても解りっこは無し、忌々しい、奇之助のおかげで三十三円三十三銭取られる!」
抜麿「困るナ貴様には、そんな大声を出されては外聞が悪い。証書証書とお言いだけれど、これは貴様証書では無い、新聞の号外では無いか。読んで聞かせようか、それ、旅順陥落、ステッセル降伏とあるでは無いか。」
お狐「そんな白々しいことを仰ってもいけません、現にここに書いてあります、金三十三円三十三銭三厘」
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お狐「イイエ金三十三円三十三銭三厘‥‥。」
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奇之助「どうでございます?貴女。」
お狐「ハイもうましで夢の覚めたようで。どういたしまして私はこちら様へ上がっておったのでございましょう?」
奇之助「ハハハ、いや何、気になさる事はありません、まあお菓子でもおつまみなすって。」
お狐「好いお屋敷でございますこと。お静かでお広くって。」
奇之助「ダチイキコツ、ネケンクジリンル、クウ、バア。」
お狐「エェ、出し抜けに大きな声をなすって、ビックリ致しました、何でございます。」
奇之助「少し静かに、静かに、貴女に私の術を掛けるから、それもう掛かって来ました。」
お狐「鳶が羽を拡げるような手つきをなすって何でございますネェ、‥‥ア、しかし掛けられまいというのも面倒だ、いっそ掛かった風をしてしまおう!」
奇之助「しめた。俺の術の突然式はこの通り卓絶だ。ダチイキコツ、ネケンクジリンル、クウ、バア。それもう眠った。さあこれからだ復習をしてやるのは、貴女ッ!」
お狐「ハーイ。」
奇之助「貴女、家へお帰りなすったら抜麿さんにお向かいなすって、僕があらかじめご用立ててある金三十三円三十三銭三厘三毛三絲三忽を御取り立てなさるがよい。すなわちその証書はここに在ります。この証書で責めて、ぜひとも取るのがよいです。寄越さなかったら眼へ指を突っ込んでも取るがよいです。それは皆貴女にあげます。そして指輪はそれをお取りなすったら返して下さい。」
お狐「ハーイ。」
奇之助「よろしい。お覚めなさい!ダコネジ、ナイ、バア。」
お狐「ハイもうましで夢の覚めたようで。どういたしまして私はこちら様へ上がっておったのでございましょう?」
奇之助「ハハハ、いや何、気になさる事はありません、まあお菓子でもおつまみなすって。」
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奇之助「ダチイキコツ、ネケンクジリンル、クウ、バア。」
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お狐「鳶が羽を拡げるような手つきをなすって何でございますネェ、‥‥ア、しかし掛けられまいというのも面倒だ、いっそ掛かった風をしてしまおう!」
奇之助「しめた。俺の術の突然式はこの通り卓絶だ。ダチイキコツ、ネケンクジリンル、クウ、バア。それもう眠った。さあこれからだ復習をしてやるのは、貴女ッ!」
お狐「ハーイ。」
奇之助「貴女、家へお帰りなすったら抜麿さんにお向かいなすって、僕があらかじめご用立ててある金三十三円三十三銭三厘三毛三絲三忽を御取り立てなさるがよい。すなわちその証書はここに在ります。この証書で責めて、ぜひとも取るのがよいです。寄越さなかったら眼へ指を突っ込んでも取るがよいです。それは皆貴女にあげます。そして指輪はそれをお取りなすったら返して下さい。」
お狐「ハーイ。」
奇之助「よろしい。お覚めなさい!ダコネジ、ナイ、バア。」
お狐「いいことネー金持ちってものは、マァこの応接間なんかのハイカラで、そして洒落きっていること!窓掛けの立派なこと! 絨毯の美しいこと、緋の絹天を貼ったこの細足の椅子の心持ちの好いこと! テーブル掛けの結構なこと! 暖炉が焚いてあるからこの暖かで心持ちの好いこと! これを思うと身分があるよりゃあお金のある方が好い。私のいる家も随分結構には違いないが何だか窮屈なところがあって、どうもサヤ型の唐紙がまだどこかに残っているような気がする! だがこうやって丁寧に扱われるのも私が出来るだけめかし込んで下手な令嬢みたいにすまして来たからばかりじゃあ無い、やっぱり主人の威光が背後(うしろ)から射しているからだろう。それにしても例の馬鹿な真似を一通りはしなくちゃあならないのだが、ここのも魔法使いだというから大概知れた男だ。怖いことはあるまい、いい加減に誤魔化して、オマケをつけてお金でも品物でも何でも奪(と)ってやれ。オャドアの外で足音がする。そら来た、奇之さんが。こっちもオホンとすまさなくっちゃあ。」
奇之助「ヤ、これはお待たせ申しました。初めてお目にかかりますが、貴女は朽藁様のお身内ででもお有りなさいまして。」
お狐「ハイ、イイエ、あの暮れから参っておりまする召使いでございまして、貴方はご存じはございますまいが、私はもー、貴方をチャーンと存じておりまするのでございます。オォ恐ろしい香水の匂いだこと!まるで目も何も開いちゃあいられやしない!」
奇之助「ハハハハ。ヤ、そうでしたか、お召し使いでいらしったか、あんまり貴女がお綺麗なのでお身内かと思いました。して貴女のお出でになったご用と申しますのは?」
お狐「召使いだと言っても私のことを貴女貴女って言ってるよ。言葉といい目つきの様子じゃあ女にゃあ鼻の下が鯨尺の方らしい! 打たれる気遣いもあるまい、やらかそうかネェ! ハイ、その用向きと申しまするのは、朽藁式―催眠術の―妙―作―用―は―、こ―の―通―り―。」
奇之助「やッ、こりゃあ驚いた! 危なく椅子と一緒にひっくり返ってしまうところであった! 何だ! 両手でコンコンチキをこしらえて踊りかかって来るには驚いたナァ。悪い洒落だ、君、止したまえ、君、イヤ貴女、そんな事をしちゃあ困ります、止したまえ貴女!」
お狐「こんこんちきや、こんちきや、化あかそ化かそ。」
奇之助「これそう騒いでは困りますよ貴女! あぁ椅子をひっくり返した! 危ない!危ない! 止したまえ君、冗談しちゃあ困ります! 君! イヤ貴女困りますといえば、イヤ貴女! 貴女!」
お狐「我は化けたと思えども、こんこんちきや狐(こん)ちきや。」
奇之助「狂気(ふれ)ているのじゃないかしら、静かになったり、騒いだり、何だか一向に訳が分からない、悪いいたずらだ。」
お狐「いやいやのいたずらや、こんこんこん。」
奇之助「ウン、ハハァ、解(よ)めた! 解めた! あの抜麿めが催眠術を施して、暗示を与えておいて僕を嬲るのだナ! ウンそうだそうだ! それに違いない! この人が何も知った事では無いのだ。怒るわけにはいかないし、仕方がない、仕方がない!いっそ早くこの人が言いつけを受けただけの事を果たさせてしまう方がいいのだ。仕方がない僕も一緒になって踊ってやれ!こんこんちきや、こんちきや、すってこすってこ、すってこてこ!」
お狐「あぜ道細道回れ回れ。」
奇之助「あぜ道細道回れ回れ。やッ、膝小僧を椅子へ打ち付けた。あぁ痛い痛い。どうも身の軽いのには敵わない! あッ椅子からテーブルの上へ飛び上がった! とても追いつかない!」
お狐「ひらりとくるりと腰をしなえて踊り舞うていのうよ。さあもうよかろう、コンコンコン、そのお鼻の頭を一ツこうやってポーン。」
奇之助「あッ、こりゃあひどい!紳士たるものの鼻の頭(さき)を弾くなぞは! そして何だ、妙に気取ってトントントンと三歩下がって、眼を瞑って首を振って。」
お狐「フャラノ、フャラノ、フーン。ベッカッンコーッ。」
奇之助「ヤ、これは怪しからん、人の顔を見ながらベッカッンコをしてそして舌を出すとは!エェ、しかしながら怒るわけには行かん術のさせることであるから、泰然としてすましておらなければならん。オホンオホンオホン。」
お狐「その光った石の入っている薬指の指輪を私に下さるお約束で、」
奇之助「エェー、これはダイヤモンドだのに。」
お狐「ハイ、そのダイヤモンドのを。下さらなければはめていらっしゃる指を喰い切っても頂きますから。」
奇之助「こりゃたまらん、喰いつきそうな顔だ!あげますあげます。後では取れるだろうが酷い暗示をしおったナ。ア、指にはめてしまったら手を握って正体を失ってしまった!ばあやぁ、ばあやぁ、あッ、ここにこれが有ったったっけ、ベルさえ忘れてしまった。」
お兵「何でございます。マァ大変な騒ぎでしたが。オャ朽藁さんのお使いが倒れているじゃ有りませんか。」
奇之助「いい、大丈夫だ、水を持って来てこの人にかけろ。」
奇之助「ヤ、これはお待たせ申しました。初めてお目にかかりますが、貴女は朽藁様のお身内ででもお有りなさいまして。」
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お狐「我は化けたと思えども、こんこんちきや狐(こん)ちきや。」
奇之助「狂気(ふれ)ているのじゃないかしら、静かになったり、騒いだり、何だか一向に訳が分からない、悪いいたずらだ。」
お狐「いやいやのいたずらや、こんこんこん。」
奇之助「ウン、ハハァ、解(よ)めた! 解めた! あの抜麿めが催眠術を施して、暗示を与えておいて僕を嬲るのだナ! ウンそうだそうだ! それに違いない! この人が何も知った事では無いのだ。怒るわけにはいかないし、仕方がない、仕方がない!いっそ早くこの人が言いつけを受けただけの事を果たさせてしまう方がいいのだ。仕方がない僕も一緒になって踊ってやれ!こんこんちきや、こんちきや、すってこすってこ、すってこてこ!」
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お狐「その光った石の入っている薬指の指輪を私に下さるお約束で、」
奇之助「エェー、これはダイヤモンドだのに。」
お狐「ハイ、そのダイヤモンドのを。下さらなければはめていらっしゃる指を喰い切っても頂きますから。」
奇之助「こりゃたまらん、喰いつきそうな顔だ!あげますあげます。後では取れるだろうが酷い暗示をしおったナ。ア、指にはめてしまったら手を握って正体を失ってしまった!ばあやぁ、ばあやぁ、あッ、ここにこれが有ったったっけ、ベルさえ忘れてしまった。」
お兵「何でございます。マァ大変な騒ぎでしたが。オャ朽藁さんのお使いが倒れているじゃ有りませんか。」
奇之助「いい、大丈夫だ、水を持って来てこの人にかけろ。」
お兵「旦那様!旦那様!お起きなさいまし、お客様でございます。」
奇之助「ウンー、ムニャ、ムニャ、ムニャ。」
お兵「朽藁様からのお使いです!」
奇之助「使いなんぞ待たせておけ、眠い眠い、もう一時間寝る。」
お兵「そうはいきません、もう九時ですから。」
奇之助「じゃあもう三十分寝る。」
お兵「いけません。お起きなさい。」
奇之助「婆やぁ、堪忍してくれ、目が開かないもんだから。もう十分寝る。」
お兵「そんなことを言いながらトロトロしていらっしゃる、あなたぐらいお寝坊の人はありゃあしません。お起きなさいお起きなさい。」
奇之助「もう五分寝る。」
お兵「いけませんいけません。」
奇之助「もう一分寝る。」
お兵「何ですネ下らない!いくら眠いと言ったって、一分ばかり寝たって何になりますものか。お起きなさい、お起きなさい!朽藁さんのお使いというのは、若い女ですよ、綺麗にお化粧(つくり)をしているちょいと見られる新造ですよ、まあ別嬪(べっぴん)ですよ、ほんとうに別嬪ですよ。」
奇之助「何だ、別嬪だと。本当か、本当か。」
お兵「へへへ、別嬪といったら目をお覚ましなすったよ。」
奇之助「ヤ、しまった!謀られたか、残念な。起きるんじゃあなかった。その位なら今の夢の続きを見た方がよかったっけ。」
お兵「未練な事を仰るものじゃありません、みっとも無うございますよ。嘘じゃありません、ほんとに別嬪なのです。」
奇之助「いいよ、もう起きるよ。それ湯を汲んでくれ。髪の道具は揃ってるかい…剃刀を研がせておけと言ったが、研げているかネ?新聞を膳のそばへ置いてくれ、食いながら読むから。座ったらすぐに茶が飲めて飯が食えて汁が熱くて卵の鏡焼きが出来ていて、新聞が置いてあって、郵便が並べてあって全ての埒のあくようにしておいてくれなくちゃあいかんぜ婆やぁ!」
お兵「散々寝ておきなすって、起きるとすぐにそのせっかちが始まりますえ。」
奇之助「そう悪く落ち着いてすましていてはいかん!だから日本人は嫌いだ。だらけていていかんというのだ。どうも東洋一帯の悪い習慣だ。早くしろ早くしろ婆やぁ」
お兵「それまた『日本人は嫌いだ』がはじまった。そんなに急かないでもですよ。それあんまりお慌てなさるから首締めが裏返っています!」
奇之助「チョッ、何年経ってもネクタイの事を、最初に言い出した自分の言葉でもって今だに首締め首締めって言いくさる、忌々しい意固地のババアだナ。」
お兵「でも首締めは首締めですもの、首締めって言ったって悪かぁ有りません。」
奇之助「いいよ、いいよ、お前と言語論したってしょうがない。早くまあ飯を食おう。飯だ飯だ飯だ!」
奇之助「ウンー、ムニャ、ムニャ、ムニャ。」
お兵「朽藁様からのお使いです!」
奇之助「使いなんぞ待たせておけ、眠い眠い、もう一時間寝る。」
お兵「そうはいきません、もう九時ですから。」
奇之助「じゃあもう三十分寝る。」
お兵「いけません。お起きなさい。」
奇之助「婆やぁ、堪忍してくれ、目が開かないもんだから。もう十分寝る。」
お兵「そんなことを言いながらトロトロしていらっしゃる、あなたぐらいお寝坊の人はありゃあしません。お起きなさいお起きなさい。」
奇之助「もう五分寝る。」
お兵「いけませんいけません。」
奇之助「もう一分寝る。」
お兵「何ですネ下らない!いくら眠いと言ったって、一分ばかり寝たって何になりますものか。お起きなさい、お起きなさい!朽藁さんのお使いというのは、若い女ですよ、綺麗にお化粧(つくり)をしているちょいと見られる新造ですよ、まあ別嬪(べっぴん)ですよ、ほんとうに別嬪ですよ。」
奇之助「何だ、別嬪だと。本当か、本当か。」
お兵「へへへ、別嬪といったら目をお覚ましなすったよ。」
奇之助「ヤ、しまった!謀られたか、残念な。起きるんじゃあなかった。その位なら今の夢の続きを見た方がよかったっけ。」
お兵「未練な事を仰るものじゃありません、みっとも無うございますよ。嘘じゃありません、ほんとに別嬪なのです。」
奇之助「いいよ、もう起きるよ。それ湯を汲んでくれ。髪の道具は揃ってるかい…剃刀を研がせておけと言ったが、研げているかネ?新聞を膳のそばへ置いてくれ、食いながら読むから。座ったらすぐに茶が飲めて飯が食えて汁が熱くて卵の鏡焼きが出来ていて、新聞が置いてあって、郵便が並べてあって全ての埒のあくようにしておいてくれなくちゃあいかんぜ婆やぁ!」
お兵「散々寝ておきなすって、起きるとすぐにそのせっかちが始まりますえ。」
奇之助「そう悪く落ち着いてすましていてはいかん!だから日本人は嫌いだ。だらけていていかんというのだ。どうも東洋一帯の悪い習慣だ。早くしろ早くしろ婆やぁ」
お兵「それまた『日本人は嫌いだ』がはじまった。そんなに急かないでもですよ。それあんまりお慌てなさるから首締めが裏返っています!」
奇之助「チョッ、何年経ってもネクタイの事を、最初に言い出した自分の言葉でもって今だに首締め首締めって言いくさる、忌々しい意固地のババアだナ。」
お兵「でも首締めは首締めですもの、首締めって言ったって悪かぁ有りません。」
奇之助「いいよ、いいよ、お前と言語論したってしょうがない。早くまあ飯を食おう。飯だ飯だ飯だ!」