エリクソン派でいうチェアワーク、NLPでいうポジションチェンジという技法があります。
まずポジションチェンジとは
相手の代表システムを理解する。
人には「代表システム」の中でよく使う感覚があります。代表システムのタイプには視覚・聴覚・体感覚があります。
右利きの人が右手で文字を書くように無意識に行っていることです。
物事を相手の視覚・聴覚・体感覚で記憶・理解しようとする仕方によってより相手の立場に立って理解しようとする考え方が「ポジションチェンジ」です。
ポジションチェンジの具体的な方法
人がコミュニケーションを取るときには3つのポジション(知覚位置)があります。
1):自分というポジション
2):相手というポジション
3):自分でも相手でもない、第三者としての公平な立場のポジション
これは無意識で誰もがやっていることですが、これを意識的にやる(顕在化させる)ことによって自分の中の盲点が見えてきます。
NLPでは実際に場所を動くことでポジションチェンジの練習をします。(チェアワーク)
イスを2脚用意し、まず自分のイスで第一のポジションを取って相手を見ます。次に第三のポジションに出る、二脚のイスを公平に見る立場に立ちます。そして相手のイスに移って第二のポジションを取ります。
このようにポジションを変えることで自身の物事の見方が変わるので、相手を理解し自分の盲点だったところを補うことが出来ます。
これを、簡略化してイス1個でやる方法を考えつきました。というか、すでに日本にあったと言った方が正しいですね。
そう落語です。
落語は人物を代えるときに左右の向きで切り替えます。
自分の立場の時は左を向き、相手の立場の時は右を向き、中立の立場の時は正面を向けばポジションチェンジです。
左向きはいつもの自分。
右を向いたときは、相手が憑依したつもりで視覚・聴覚・体感覚を意識して行うとよいでしょう。実際ポジションチェンジでは亡くなった人(自分の記憶の中にいる相手ですが)ともコミュニケーションできますよね。
正面の時は、自分から離れて客観視してみましょう。神様か何かになったつもりでいるといいかもしれません。
実際落語を上達させるコツは、この人物ならこう言うだろうと思いながら出来るだけその人物が感じている感覚をイメージしながら(分からないときは実際に経験してみて)覚えるようです。
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まずポジションチェンジとは
相手の代表システムを理解する。
人には「代表システム」の中でよく使う感覚があります。代表システムのタイプには視覚・聴覚・体感覚があります。
右利きの人が右手で文字を書くように無意識に行っていることです。
物事を相手の視覚・聴覚・体感覚で記憶・理解しようとする仕方によってより相手の立場に立って理解しようとする考え方が「ポジションチェンジ」です。
ポジションチェンジの具体的な方法
人がコミュニケーションを取るときには3つのポジション(知覚位置)があります。
1):自分というポジション
2):相手というポジション
3):自分でも相手でもない、第三者としての公平な立場のポジション
これは無意識で誰もがやっていることですが、これを意識的にやる(顕在化させる)ことによって自分の中の盲点が見えてきます。
NLPでは実際に場所を動くことでポジションチェンジの練習をします。(チェアワーク)
イスを2脚用意し、まず自分のイスで第一のポジションを取って相手を見ます。次に第三のポジションに出る、二脚のイスを公平に見る立場に立ちます。そして相手のイスに移って第二のポジションを取ります。
このようにポジションを変えることで自身の物事の見方が変わるので、相手を理解し自分の盲点だったところを補うことが出来ます。
これを、簡略化してイス1個でやる方法を考えつきました。というか、すでに日本にあったと言った方が正しいですね。
そう落語です。
落語は人物を代えるときに左右の向きで切り替えます。
自分の立場の時は左を向き、相手の立場の時は右を向き、中立の立場の時は正面を向けばポジションチェンジです。
左向きはいつもの自分。
右を向いたときは、相手が憑依したつもりで視覚・聴覚・体感覚を意識して行うとよいでしょう。実際ポジションチェンジでは亡くなった人(自分の記憶の中にいる相手ですが)ともコミュニケーションできますよね。
正面の時は、自分から離れて客観視してみましょう。神様か何かになったつもりでいるといいかもしれません。
実際落語を上達させるコツは、この人物ならこう言うだろうと思いながら出来るだけその人物が感じている感覚をイメージしながら(分からないときは実際に経験してみて)覚えるようです。
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