催眠マグログ

昨日、手相の話を出したので今日は人相です。
人相関係の本で、一番最初に読んだのが細木数子の本でしたが、神相全篇を元にして書かれた物でした。

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明の頃『神相全篇』という中国相学の頂点とでもいうべき書物が完成し、これが今日の人相術の基本になっているそうです。
で、江戸時代に水野南北という人が人相を活気づかせるのですが、神相全篇が全く当たらなかったので、独自でデータを集めて研究して「南北相法」を書き、現在の人相学の基本を作ったそうです。

南北相法―現代訳
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細木数子本、南北相法、どちらにも出てくるものに「三停論」というのがありまして、顔を上停、中停、下停の三つに分けてそのバランスで判断する方法です。頭のてっぺんから眉までを上停、眉から鼻の先までを中停、鼻の下からあごの先までが下停と言われています。大きく発達しているとその期間の運がいいと言われています。
で、細木数子版だと上停が１５～３０歳、中停が３０～５０歳、下停が晩年を表しているとなっており、南北版では上停が初年（２０歳以前）、中停が中年、下停が老年となっていて、ネットで見ると上停が初年（０～２５歳）、中停が中年（２５～４５歳）、下停が老年（４５歳以降）となっています。

でも、どれもそうなのですが、なぜ、上停が初年、中停が中年、下停が老年を表しているのかが書かれている物がありません。この辺が占いの弱いところかなと思います。
で、昨日と同じようにこれも健康と関係があるんじゃないかと考えるとつじつまが合うわけです。
上停はおでこです。おでこが広いと賢そうに見える（実際賢いかは別）のは昔から言われてきたことです。賢そうに見えるので周りも期待しそのように振る舞いますので、そうなりやすいので出世しやすいですね。
次に中停、鼻の大きさです。中年は働き盛り、鼻が長ければ、それだけ呼吸で入ってくる雑菌が防ぎやすいと考えられます。病気にもかかりにくいと考えられたのでしょう。
最後に下停、あごです。あごが大きければ咀嚼力が強いので老後も消化吸収がよいと考えられます。歯が丈夫なら脳への刺激も十分なのでボケ防止にもなるでしょう。

こういう風に占いにも「なぜ？」という理屈を考えていくと面白いことが分かってくる場合があると思います。