催眠マグログ

ヒプノトラベル 3―催眠療法レポート (3)


ネタがないとき恒例の抜粋。あくまでも抜粋。正しい正しくないは自己責任で。
ヒプノトラベル３巻より（ほんとうにあった怖い話コミック）
Ｑ５　ハイアーセルフって何？どうして突然出てくるの？
A　私たちの日常レベルの意識であるエゴに対してハイアーセルフは「高位の自我」です。
　昔からソクラテスやプラトンと入った偉大な哲学者は「どんな人の中にも叡智がある」ことを知っていました。
　私たちは日常レベルの意識では「なぜ日本で生きているのか」「どうして今の両親の元に生まれたのか」「この人生に何の目的があるのか」「この人生で起こったことにどんな意味があるのか」を理解できません。でもハイヤーセルフのレベルでは知っているのです。人はすべての問いに対する答えを自分の中に持っています。
　たとえていえば台風の目のようです。私たちの日常レベルの意識は感情に飲み込まれ、混乱しているかもしれません。でもハイアーセルフの部分は台風の目の中心にあって静かで安らぎに満ちていて確固としたものです。信じられないかもしれませんが、これが事実です。ただ誰も教えてくれなかったでしょうし、その部分とつながらずに生きてきたので非常に不安定でもあったのです。
　私たちは自分が思っている以上に大きく豊かなパワーを持った存在なのです。私たちが知っている自分というものは氷山の一角だと言いましたね。それは数字にすれば５％程度です。それを知らずに自分に絶望して、自分や他の人を傷つけるのはとても悲しいことですね。
　また別のたとえにするならハイアーセルフとエゴの関係はまるで聞き分けのない子供とその子を無条件の愛を以て賢く見守る保護者のようなものです。ハイアーセルフは必要以上に自分を責めたり批判したりしないで、ありのままのエゴの部分を受け入れています。
　これらのことを私たちの通常の意識は受け入れにくいので、セラピーの中ではハイアーセルフと出会って癒してもらったり、メッセージを受け取るという形でつながりを取り戻すのです。そのプロセスの中で人は癒され、成長していきます。より成熟した大人へと変化していくのです。